当院での治療の特徴

性肺血栓塞栓性肺高血圧症 (CTEPH) に対してカテーテル治療の専門による丁寧かつ安全で低侵襲の治療が提供できます。

治療説明

ルーン肺動脈形成術(BPA)
これまで肺動脈の近位部にある大きな血栓は、外科的に摘出する肺動脈血栓内膜剥離術が行われてきましたが、末梢にある血栓は一般的に外科手術が困難といわれています。近年、この肺動脈の狭窄・閉塞に対してカテーテルで治療を行う、バルーン肺動脈形成術(balloon pulmonary angioplasty : BPA)の有用性が報告され、当院でも積極的に施行しております。BPAの特徴は、胸を開胸せずに低侵襲のカテーテルで治療できることです。安全に治療を行うために入院治療を複数回行う必要がありますが、外科治療と同等の改善効果があるといわれています。

療の実際
鼠径部からシースを挿入します。シースからカテーテルを挿入し肺動脈の病変近くまで進めていきます。カテーテルで肺動脈造影を行い、狭窄・閉塞病変を確認し治療を行います。ワイヤーを病変に通過させ、血管内超音波で肺動脈の大きさを確認し、肺動脈が破れないような安全な大きさのバルーンを選択し病変を拡張します。複数の病変をバルーンで拡張し合併症がないことを確認し手技を終了します。手技時間は、1時間30分〜2時間かかります。術後は、穿刺部を止血するため2-4時間の安静が必要です。

入院日数(入院の流れ)

3泊4日の入院でバルーン肺動脈形成術(BPA)を行います。

  • 1日目:入院、血液検査や胸部レントゲンなど術前検査を行います。
  • 2日目:バルーン大動脈形成術(BPA)を行います。術後は、集中治療室に1泊し全身管理を行います。
  • 3日目:集中治療室から一般病棟へ移動します。歩くことも可能です。
  • 4日目:術後の検査を行い退院となります。

実施医

  • 伊苅 裕二

実績

  • 2015年〜2019年:バルーン肺動脈形成術 (BPA) 14件