当院での治療の特徴

海大学のカテーテル治療の特徴
東海大学医学部循環器内科のカテーテル治療の特徴は現教授が開発したイカリカテーテルや通常よりも細いカテーテルを使用し、手首の動脈を使用して患者にとって負担やリスクの少ない治療を行うことである。特に、急性心筋梗塞など一分一秒を争う状況で、イカリカテーテルを使用することで、再灌流までの時間を短縮することが可能になり、患者の救命に寄与していると考える。また、手首からのカテーテルアプローチは従来の足の付け根からのアプローチと比較して有意に出血のリスクが減り、また術後早期に離床が可能となることから患者の負担が軽減できる。

血管内超音波、光干渉断層法、冠血流予備量比
東海大学循環器内科のもう一つの特徴として、冠動脈病理に特化しており、カテーテル治療の際に血管内超音波、光干渉断層法、冠血流予備量比などを併用することで、冠動脈狭窄の原因究明と適切な治療法の選択を心掛けている。

治療説明

血性心疾患
虚血性心疾患は狭心症や心筋梗塞などの総称で、心臓を栄養する血管(冠動脈)が動脈硬化などにより心臓に酸素を送れなくなった時に生じる疾患を表す。症状は胸が全体的に締め付けられる感じ(胸部圧迫感)、左肩の放散痛、吐き気、冷や汗、喉の違和感など多種多様であり、典型的な狭心症発作は運動など体を動かしたり、心臓に負担をかけたりした際に数分から数十分程度の症状が出現する。冠動脈が閉塞し、血流が完全に途絶えた場合、何もしていない時(安静時)や長時間にわたって症状が持続した状態を心筋梗塞という。心筋梗塞になると、心臓の筋肉が壊死してしまうため、血流を改善させる治療(カテーテル治療)が一刻を争う状態となる。
虚血性心疾患の原因となる病気はいわゆる生活習慣病(糖尿病、高血圧症、脂質異常症)に加え、たばこなどの環境因子や、男性の性別、家族歴といった遺伝的因子などを併せ持っている。

虚血性心疾患の検査
虚血性心疾患を診断する検査として、心電図、心臓エコー、採血検査や冠動脈造影CTを行う。症状が安定している時は異常が現れないことがあり、負荷試験(負荷心筋シンチや負荷心エコー)などを併用して評価することがある。病気の可能性が高い場合は冠動脈カテーテル検査といって、手首からカテーテルを心臓まで持ち込み、冠動脈を直接撮影することが確定診断に結びつく。

虚血性心疾患の治療
治療は主にカテーテル手術(経皮的冠動脈形成術)とバイパス手術の2種類に分かれる。簡単に説明すると病変が多かったり、カテーテル手術に適さない場合は心臓血管外科と相談の上、バイパス手術を選択することもある。

入院日数(入院の流れ)

    日帰りカテーテル検査と入院治療
    通常カテーテル検査は2泊3日の入院にて行われるが、当院ではリスクの少ない患者においては日帰りでカテーテル検査を行っている。出血や腎機能障害のリスクが高い、もしくは喘息の既往がある場合は検査前日に入院し、投薬を行い、入院2日目に検査を行う。入院3日目に体調がよければ退院となる。カテーテル治療でステントを留置する場合は2泊3日の入院が原則となる。

    実施医

    • 伊苅 裕二
    • 篠崎 法彦
    • 中澤 学
    • 大野 洋平
    • 藤井 敏晴
    • 田中 重光
    • 棗田 誠

    その他多くの医師が基本技能として実施

    実績

    • 2018年 460件
    • 2017年 421件
    • 2016年 416件
    • 2015年 429件