東海大学循環器内科に東邦大学循環器内科より国内留学していた松本新吾先生が「EFの保たれた急性心不全患者におけるANP補充の有効性」に関する論文が、この度心不全学の国際一流雑誌であるESC Heart Failure誌にacceptされました。本研究では、神奈川の4大学を中心とした多施設共同研究で、HFpEFの急性心不全患者において、特に心房細動患者においては、内因性のANP分泌が不十分で、点滴にて補充すると良好な利尿が得られて治療に対する反応が良い、という内容になります。本邦においてようやく使用可能となったARNIが有効となる患者像を議論する際に必ず話題になる論文となるでしょう。

松本先生、参加施設の皆様、おめでとうございます!この報告が今後のよりよい心不全治療につながることを心より願っております!

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33037750/

筆頭著者の松本新吾先生(右)と中澤学先生(左)