大学院生である中村則人先生の研究がこの度、心臓病学の国際一流雑誌であるJAHA誌にacceptされました。慢性維持透析患者に対する経皮的冠動脈インターベンション(PCI)治療の成績は非透析患者と比較して不良であることが知られておりました。比較的早期にステント内再狭窄する原因は何か?長年の謎に対する一つの答えを世界で初めて証明してくれました。ステント内に生じる石灰化結節であったのです。この成果を是非患者さんに還元できるといいですね!

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32964759/

東海大学循環器内科病理ラボ(CV Hills,通称Gラボ)では、心血管のあらゆる病理サンプルの解析を行っております。冠動脈ステントはもちろん、末梢血管ステント、最近では、弁膜症病理(TAVI弁、機能不全となった生体弁、MitraClip術後など)などの解析も積極的に行っておりますので、是非そのようなサンプルがございましたらご連絡ください(storii@tsc.u-tokai.ac.jp)。

 

筆頭著者の中村則人先生